まえがき「寝ころびライフ」

寝ながら何でもやる時代がやってきた

日本のことわざに「食べてすぐ寝ると牛になる」があります。
これは、勤勉を推奨する日本の文化から生まれたものです。
 
このように、勤勉と誠実を良しとする日本では、寝る人=怠け者というイメージが付きまといます。
私はこの日本に2000年間続く誤ったイメージを変えたいと思い、この本を書こうと思いました。
 
私は、銀座の一等地で女性専門に「筋トレエステ」という日本初の、寝ているだけで筋力がアップしダイエットができるエステジムを経営している、雪下拓也と申します。
 
バーベルやマシンで体に負荷を与えるのではなく、寝ているだけでダイエットができるのです。
 
お客さまと会話したり、あるいは自分の専門分野の参考にするために医学書、健康書などを読み漁るうちに、次第に、人間の進化の過程まで勉強し、人間は本来寝ていた方が効率良く仕事ができるのではないかという結論に至りました。
 
そして、日本の見識者や世界中の医学博士が私と同じ結論にいたり、また医学的なデータがあるにもかかわらず「寝ながら仕事をした方が効率的だ」という事実が、世の中から抹殺されているのが事実です。
 
この本は日本初、もしかしたら世界初の「寝ながら、仕事もお金も人間関係もどんどん上手くいく」本です。
 
私の主観ではなく、できるだけ科学的なデータを取り入れたものにしようと思っています。
 
私たちが未だに、正しいと思っている行為の多くが実は間違っていたという話はたくさんあります。
 
例えば、すこぽんマンガに登場する、うさぎ跳びは、足にも腰にも悪いことはすでに実証済みです。
 
同じように、江戸時代の礼儀作法のご意見番として小笠原流が成立させた、正座も膝に負担をかけ血流を悪くし、特に成長期には身長の発達を止めるという、弊害が最近になって証明されたました。
 
モデルで活躍されている道端アンジェリカさんの3姉妹は、お母さんが娘たちをモデルにするため、小さい頃から絶対に正座をさせなかったそうです。
 
このようにいつの時代でも原理原則に気がついている人はわずかですが、存在します。
 
この本でも、いかに、寝ながら何でもすることが、ストレスなく体と心の健康によく、効率的に結果をだせるということを多くの人に知って欲しいと思います。
 
寝っころがりは、決して「怠け者」ではなく、「働き者」の名称になる時代がやってくるでしょう。
 
まえがき 寝ながら何でもやる時代がやってきた
第1章 まだ座って会議しているの?
第2章 「寝ころびライフ」で人生が逆転する
第3章 「寝ながら会議」したら脳が5倍も活性化する
第4章 寝ているだけで筋トレできる
第5章 寝るたびに寿命が延びていく
第6章 記憶力を高めるには「寝ながら勉強」
第7章 寝てても年収1,000万円
第8章 寝ながら人と世界とつながろう
終章 一番きれいな星空の見方