第1章「まだ座って会議しているの?」

まだ座って会議しているの?

マイクロソフト本社の女性が興味を持って訪れた
 
2017年、私が行っている筋トレエステのサロンに、とても綺麗な大柄の女性がやってきました。日本人はあまり着ないようなボディコンを身につけていました。
 
名刺をもらうと、世界的企業マイクロソフトの本社勤務で東南アジア担当の方でした。
 
彼女の第一声は、「雪下さんがやっている筋トレエステをシアトルに持ってきてほしい」と言いました。
 
私は、どういうことかわからずに聞きなおすと、アメリカに肥満がものすごく多く、太りすぎて運動ができない人がたくさんいる。だからこそ、アメリカで成功できると言われた。
 
50代のその女性は、日系アメリカ人、仮にエマさんにします。
 
彼女は、自宅がシアトルにあるので、自分も筋トレエステを試したい、さらにシアトルは日本人が増えているので、導入しやすく、仕事も上手くいくというのです。
 
私が驚いたのは、極東にある小さなエステに、シアトル在住の女性が注目してくれたということです。最近、ビルゲイツは、ヘルスケア健康産業に注目し、世界中にビジネスチャンスを求めていて、なんと、私の経営するサロンに白羽の矢が立ったのかと!?
 
ビルゲイツは、シアトルに自分と社員も通うジムがあり、そこに導入するチャンスがあるというのです。
 
通常、筋トレは、思い切り体に負荷をかけ、きつい食事制限をしながら、体も心もボロボロになり、しかし、一時的には筋力がついて成功したかに思えますがその結果は、多くの人がリバウンドします。
 
糖尿病の患者さんであっても、食事療法が継続できないという医学データがあるくらいです。
 
また、激しい筋トレや絶食などを伴うダイエットでは体を壊す人が続出、でも筋トレエステの場合は体にも心にも負担をかけることなく、ほぼ100%望む筋力やウエイトを手に入れることができるのです。(マッチョにするプログラムではありませんので、筋肉モリモリにはなりません。)
 
医学も健康も毎年、劇的な進化を遂げています。昔は正しかったことが間違ったことになり、今、正しいことも今後どうなるかわかりません。
 
しかし、ここで言える真実は、寝ながら筋力アップ、寝ながらダイエットも可能で、寝ながら肉体を改造していくのは、時代の趨勢になりつつあるということです。
 
また、そこに新しいビジネスチャンスを得ようと狙っている企業もたくさんあるのです。
 
パソコン通信が初めてできた時、多くの人がインターネットの時代が来ると期待しましたが、実はインターネットはただの始まりにすぎません。
 
私は「寝っころがり」もこれからの時代の、ほんの入り口にすぎないと思っています。
 
現在、Googleは、立ちながら会議をしています。しかし、もっともっと体の本質を捉えるとしたら「寝ながら会議」をする方が仕事効率もアップし、集中力も高まるのです。
 
まえがき 寝ながら何でもやる時代がやってきた
第1章 まだ座って会議しているの?
第2章 「寝ころびライフ」で人生が逆転する
第3章 「寝ながら会議」したら脳が5倍も活性化する
第4章 寝ているだけで筋トレできる
第5章 寝るたびに寿命が延びていく
第6章 記憶力を高めるには「寝ながら勉強」
第7章 寝てても年収1,000万円
第8章 寝ながら人と世界とつながろう
終章 一番きれいな星空の見方