第3章「寝ながら会議」したら脳が5倍も活性化する
「寝ながら会議」したら脳が5倍も活性化
4種類の仮眠で生産効率が34%もアップする
*『脳が冴え出す〜』(参考文献)
仮眠がビジネスマンにとって生産効率をアップすることは、すでに証明されています。
アメリカの航空宇宙局(NASA)では、宇宙飛行士が宇宙で作業をするにあたり、睡眠と作業効率の実験を行いました。その中に仮眠に関する実験もあり、データでは26分間仮眠をすると、宇宙飛行士の能力が34%も向上しました。
1)20分以上の睡眠時間を「パワー・ナップ」と呼んでいます。疲れが確実に取れ、体力気力が充実する仮眠のことです。
2)10分間の仮眠時間を「ミニ・ナップ」と言います。これは体の疲れを取ると共に、集中力がアップします。
3)1分監程度の仮眠を「マイクロ・ナップ」と言います。1分間はテレビコマーシャルより短い時間ですが、意識的に仮眠することで、精神的な疲れが取れると言われています。
4)さらにたった数秒仮眠する「ナノ・ナップ」もあります。私たちは車を運転する時にウトウトすることがありますが、この状態の時は体が危険信号を発しているので、直ちに休ませてください。
現在、日本でも仮眠室を設ける会社が増えてきましたが、意識的に4種類の「仮眠をうまく組み合わせることで、作業効率はぐんとアップするのです。
寝ながら会議をした方が、生産性が上がるということをわかっていただけたでしょうか?
これを証明するかのように、マイクロソフトは1000万円もする仮眠室を作り、実際に社員に使用してもらうことにより、仕事の効率を高めています。
人によってはティータイムを設ける、タバコを吸うなどの気分転換をして、眠気を紛らわせていますが、それは対処療法に過ぎません。
体が睡眠を求めている時は、直接的に寝るしか解決方法がないのです。
まえがき | 寝ながら何でもやる時代がやってきた |
第1章 | まだ座って会議しているの? |
第2章 | 「寝ころびライフ」で人生が逆転する |
第3章 | 「寝ながら会議」したら脳が5倍も活性化する |
第4章 | 寝ているだけで筋トレできる |
第5章 | 寝るたびに寿命が延びていく |
第6章 | 記憶力を高めるには「寝ながら勉強」 |
第7章 | 寝てても年収1,000万円 |
第8章 | 寝ながら人と世界とつながろう |
終章 | 一番きれいな星空の見方 |